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住宅ローン、元金均等の利用が少ないわけは?

住宅ローン、元金均等の利用が少ないわけ
住宅ローン元金均等のデメリット

元金均等の方がお得なはずでは?

元金均等とは、月々支払う元金が一定、支払い当初は月々の返済額は多いが、利息の返済が早いのでトータルの利息が少なく済む。月々の返済額は初回から少なくなっていく。

 

元利均等とは、月々の返済額は一定、支払当初は利息の返済が多いので、トータルの利息は元金均等より多くなる。月々の返済額が一定なので家計の維持がしやすく利用者が多い。

一般的にはこのように説明していることが多いです。

「トータルの利息が少ないから、元金均等もシュミュレーションしたい」というご相談もよく受けます。

では、どの位利息が違うのか見てみましょう。

 

例:借入2500万円 変動金利0.6% 期間35年で比較すると

①元金均等 初月の返済額 72,024円 総返済額27,631,250円 利息合計 2,631,249円

毎月支払う元金:59,523円、初回の利息は12,501円で返済が進むにつれ利息の支払いが減っていきます。

②元利均等 月々の返済額 66,007円 総返済額27,722,940円 利息合計 2,722,940円

元金均等と元利均等の総利息は、91,691円の差になります。

 ※試算結果は、概算です、実際の返済額とは異なる場合があります。

これが大きな差と見るかは、人により違うと思いますが、元金均等が人気ない(扱い自体少ないのは)他に理由があります。

 

5年ルール、125%ルールが無く、金利上昇で破綻しやすい

元利均等には、5年ルール、125%ルールがある⇒コチラを参照

元金均等は、5年ルール、125%ルールが無く、金利が上昇した場合、影響大で月々の返済額が上がります。

月々払う元金が変わらないということは、月々の利息が増えるということになります。

 

元利均等は、最終支払い時まで持ち越し、退職金等で残債を支払う方法をとれますが、

元金均等払いでは逃げ場が無くなります。

 

埼玉で利用できる金融機関で、元金均等を扱っている銀行は、3メガバンク+2信託と、楽天やじぶん銀行等のネット銀行。

そして、フラット35、JAバンク等です。

 

埼玉りそな銀行、武蔵野銀行をはじめ、扱いが少ない理由は、銀行の受け取る利息が減るからではなく、金利上昇の影響を受けやすいことと思います。

まとめ

・元金均等は扱っている金融機関が少ない

・総利息の支払い額は元利均等より少ないが、それほど大きな差は無い。

・元金均等は固定金利に向いている、変動金利で金利が上がると月々の返済額が増える。

・5年ルール、125%ルールが無く、金利が上がると月々の返済額が上がり支払いが厳しくなる可能性が高い。

・メガバンク、フラット35、JAバンク、ネット銀行で扱っている。

・検討するならフラット35

 

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