サービス付き高齢者住宅

みどりのインテリアの写真

約10年後、2025年には、75歳以上の人口が2179万人と増え、全人口の18%を占めるようになるといいます。約5人に1人が所謂、後期高齢者(75歳以上)という超高齢化社会になります。現在、後期高齢者の29%が要介護の認定を受けていて、このままの比率で計算すると、2025年には約630万人が要介護認定を受けることになります。介護保険が始まったのが2000年で、13年度には給付が9.4兆円、25年には20兆円に増える見込みと言います。(ex.東洋経済)。日本は移民を受け入れていませんし、もし出生率が上がっても生産年齢人口を一気に増やすこともできない状況です。介護保険料はこれから大きな負担として現役世代に降りかかってきます。
サービス付き高齢者住宅(サ高住)の参入ラッシュが凄いです、11年の10月から始まったのですが、13年の10月現在で13万戸以上になりました。補助金が1戸当たり最大で100万円出るのと固定資産税の軽減を国が政策にしたことで新規参入が増えたそうです。

私のところにも物件探しの依頼が来ます。物件を探していると役所に行って色々調べることになります。ある市役所の方は「サ高住が増えると介護保険料が上がるんです」とおっしゃっていました。サ高住の許可は県が出すので市としてはどうにもできないそうです。恥ずかしながらそういう問題があることは全く知りませんでした。

一方、介護サービスの方は、「介護の資格制度が頻繁に変わるのでそのたびに、試験を受けさせたりしなくてはならないし、人の確保が兎に角、大変」とのことです。

 

サ高住はこれからもどんどんできそうです、安く入れるところがあると老後も安心ですが、今まで住んでいた住宅をそのまま空き家にする方が結構多いとのことで、うまく活用できると良いのですが。