不動産を売りたい~不動産売却査定サイトの仕組み


「不動産の売却サイト」を使う人が増えているそうです。先週、当店に売却サイトの方が営業に来ましたので、「どういう仕組みなのか」を書いてみます。

【不動産売却査定サイトの流れ】

1.「売りたい人をサイトに集める」

2.「サイトにアクセスした人の物件・個人情報を1件いくらで不動産屋に売る。

3.不動産屋は査定をして、依頼されれば売却活動をする(買い取り・仲介等)

簡単に説明するとこういうことです。

「サイトに集める為に」一見不動産情報の記事を作り、巧妙にサイトへ誘導しています(特定商取引法欄は滋賀県の住所になっています)

このサイト運営会社は売りたい人の情報を「一件14.000円で不動産屋に売る」そうです(相手の不動産屋の規模・知名度で価格は変動するようです当店へ提示売値)サイトには「大手の不動産会社と地域の優良不動産会社をご紹介します」と書いてあるので「うちの店はどういう理由でおススメなんですか?」と営業さんに尋ねたら「ホームページを見ただけです」とのこと。一件14.000円で不動産会社10社に売ると14万円の売り上げになるそうです。

・サイト運営会社はアクセスしてきた人に一度も会わず、不動産屋に情報を売ることで利益を得ます。あとは野となれ山となれ。これを紹介とは言えないし、責任のある仕事ではないと思います。(同じやり方で他の業種のサイトも経営しているそうです)

 

「軽く査定をしてもらおうか」と思ってサイトに個人情報を上げると、不動産屋から電話がきて、住所がわかるので家にやってきます。電話は着信拒否にすればいいですが、家にやってくる不動産屋を追い払うのは至難の業です「一件14.000円で情報を買ってるんだ、手ぶらで帰ってくるな」と上司に言われたらドアを開けてくれるまで帰れない。連日連夜、いろんな不動産屋が「ピンポーン!」と来ます。

※売りたい人も、査定を頼まれた人(不動産屋)も振り回されるだけでいいことはないと思います。

 

【売却のポイント】

1.多数の不動産屋に査定してもらうメリットはない~「統一査定マニュアル」に基づき査定をするため、どこの不動産屋に頼んでも「査定価格」そんなには変わりません。そして、実際の価格は「需要と供給」で決まります。

※試しに3社ぐらい査定をしてもらうとわかります。

 

2.需要と供給で決まるのならば~自社で囲い込まずに「不動産ネットワーク」を活用する不動産屋に依頼することが、「高く・早く」売却できることになります。多くの購入希望者を見つけ、価格交渉に持ち込む不動産屋に依頼することが大切です。※当たり前ですが、「1点物は、買いたい人が多いほど価格が上がり」ます。

 

※売却のご相談は、買い取り・仲介等柔軟に対応いたします、もちろん「いくらくらいなのか知りたいだけ」というのもOKです。