自己資金マイナスでの住宅購入

【借り入れがあってもローン組めますか?】

10月になり、涼しくなりました。

秋は過ごしやすくていいですね。

 

「現在借り入れがあるのだが、住宅ローンを組めますか?」というご相談は結構多いです。

 

「自己資金0での住宅購入」からさらに進んで「自己資金マイナスからの住宅購入」となります。個々の収入状況・借入金額・借入先等をお伺いして借入先を探すことになりますので、一概にはお答えできませんが、①収入に占める返済額(現在の借り入れと住宅ローンを足した額が占める割合=返済比率といいます)②借り入れ先と理由(カードローン・教育ローン・車のローン等)③過去の滞納・延滞履歴(ちゃんと返してきているか)がクリアできれば借り入れは可能です。金融機関によってモノサシが違うのでケースバイケースではあります。

 

銀行の常識は「家を買うのに自己資金を用意してないどころか、借り入れもあってどういうつもりなんだ、返せるのかい」というものです。ちなみに、消費者金融(アコムとか)からの借り入れは、返済を住宅ローン借り入れの条件にする一方、住宅ローン金利優遇の条件が銀行カードローンの申し込みだったりとよくわからないことが多いです。(先月、銀行の過剰なカードローンが問題となりましたので沈静化しています)

 

今の借り入れを、まとめて借り換えることを条件に住宅ローンを貸してくれる銀行もあります。あまり一般になじみがない銀行ですが、行員の給料が高いことで知られています。と、いうわけでこの低金利の時代に、結構高い金利の住宅ローンになってしまいます。

 

他に借入があるままで銀行ローンを組む場合は、保証料が割高になったり金利が高くなるのが普通です。余計にお金を払うことと、今の借り入れを返済することのどちらがお得なのかを比較して住宅購入を考えることをお勧めしています。

 

車をローンで購入予定の方は、住宅ローンを組んでからにしましょう。