【なぜ審査に落ちるのか】
「総合的に判断し今回は見送らせて頂きます」としか言われずローンが借りられなかった。
気にいった物件が見つかり、手に入ると思ったのにローンが通らない
家族に会わせる顔が無い
何がダメなのか、どうすればいいのか、どこの金融機関に申し込めばいいのかわからない
というご相談が多いので少しずつ記事にしていきます。
※埼玉で働く不動産屋の私が日々の実務で感じたことを書きます。あくまでご参考としていただけると幸いです。
住宅ローンの審査は、ざっくりいうと
・人の審査(貸してもいい人なのか、幾らまで貸せるのか)
・物件の審査(購入する物件の担保価値はどうか)
という点を審査します。
審査するのは、金融機関と保証会社
私は、借入希望者(住宅購入希望者)と面談し、収入や他の借り入れ状況から、住宅ローンが借りられる額と月の支払いがいくらになりそうとか、どこの金融機関を使うとお得なのかをアドバイスしています。
ほぼ毎日、金融機関の住宅ローン担当者と面談(雑談)していますので夫々の金融機関の審査基準や、傾向について詳しいのですが
審査担当者と会うことはありません
近年は個人情報保護法・コンプライアンスの強化により
住宅ローンが否決になる理由は教えてもらえなくなりました。
※この記事は埼玉県で働く私が感じたことを書いています。
では、人の審査編から始めていこうと思います。
【借入できない例①】どこの金融機関でも落ちる
頼みの綱のフラット35でも借りられない
【CICに異動情報がある】
※異動とは61日以上、又は3ヶ月以上の延滞。保証会社の代位弁済。自己破産の記録
※CICとはクレジット会社が共同で出資して設立した信用情報機関です。
・貸してもいい人なのか信用情報を確認され
「異動情報」があると、ローンは借りられないどころか
ローン審査を頼んだ金融機関・保証会社に「異動情報のある人」と記録されて今後不利になります。
・一流企業勤務や公務員でもダメなものはダメ
「勤め先が超安定・収入も申し分なく、物件も担保価値あり」で
「いい案件を紹介いただきありがとうございます」と融資担当者に言われて大丈夫と思っていたのに
ダメな場合はこのケースです。
CICの情報は、自分で確認できます。「ちょっと気になることがある人」や「何もないけど知りたい人」も
スマホ・パソコンですぐに確認できますコチラ
クレジットカードがあれば手数料千円ですぐ確認出来ます。カードが無い場合は郵送してもらうか、窓口まで行きましょう。
※クレジットカードが作れない⇒住宅ローンは難しいと思います
途中ですが【借り入れできた例】も紹介しておきます
一生ダメなのか!と悲観することはないです
債務整理をしても住宅ローン通ったことあります。
例えば以下のケース
・過払い金請求
・任意整理
・個人再生
・自己破産
債務整理後○年過ぎると信用情報記録が消えるので借入できたケースあります。
以前借り入れしていた金融機関・保証会社は、×記録が残っているのでダメですが
現状を評価して頂ける金融機関で借り入れが出来たケースはあります。
なので、今「異動情報」があってもめげずに頑張りましょう。
今日はここまで
つづく