スマホでローン審査が申し込める時代
住宅ローンを借りるなら、なるべく多くの銀行に審査を依頼して一番条件の良い銀行からローンを借りたいですよね。
かつては、ローンの事前審査は自分で銀行に出向くか、不動産屋経由で銀行に申し込むのが主流でした。
コロナ(2020年ころ)からネット銀行を利用する方が増え、自分で事前審査をされる方が増えました。
また「住宅ローン比較サイト」で一度に複数の審査を申し込めるようになりました。
スマホで簡単に申し込め、費用も掛からず結果を比較検討でき便利な時代になりました。
審査申し込みは3つ迄にしましょう
複数の金融機関に事前審査を申し込む際は、3つ迄にした方がよい理由とは
ローン審査の際、銀行と保証会社は信用情報機関にクレジット情報を照会し現在の借入れと過去の返済状況をチェックします。信用情報機関とはクレジットやローンの記録をデータにしている機関で、どの銀行がいつ照会したのかもデータ保存しています。
それにより銀行はあなたが複数の銀行に住宅ローン審査を申し込んだことはわかりますが審査の結果までは分かりません。
一度に複数の銀行に事前審査を申し込んだ履歴は「この方は複数の銀行にローンを断られた結果」と銀行に判断されます。
銀行によりますが「自行の前に複数の審査をされている方は、審査をせず却下」という銀行は私の聞き込み上、いまだに多いです。
銀行担当者に聞くと「うちが5番目だとダメですね」とか、「4番目だと厳しいです」という返事が返ってきます。
という訳で、事前審査は3つまでにしておくとよいです。
規模が大きい銀行程厳しいです。
まとめ
・一度に申し込む事前審査は3つ迄にしましょう。5~6行目になると審査を受け付けますが、審査せずに却下される場合があります。
・すでに事前審査を6つ以上申し込んでいる場合は、半年でリセットされるので、次の審査は半年待ってからにしましょう。
・基本的に不動産屋は、ローン事前審査を一つしか出さないです。お客様のご要望で複数の事前審査用紙を預かったときは、時間差で審査申し込みをします。
・自分で闇雲に事前審査を申し込まず「こういう条件のローンはないか」と不動産屋に相談するとよいです。
・ネットの「事前審査はいくつ出しても大丈夫!」という記事は、アフィリエイトサイトで、そこから事前審査を申し込むとサイト運営者に報酬が入ります「いっぺんに複数の事前審査を出す」とサイトは儲かりますが、あなたは不利益を被ることがあります。
【この記事を書いた人】
桜コンサルティング 菅 弘之 宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士
埼玉県幸手市の不動産屋です、実務で得た情報を伝えるブログです。一般消費者向けに「わかりにくいことをわかりやすく」を心掛けています。お気軽にご相談ください。