
住宅ローン代行(斡旋手数料)のご相談
住宅ローン代行(斡旋)手数料とは、不動産仲介経由で住宅ローンを申し込みをしたときに不動会社に支払う手数料のことです。
ローンの斡旋は仲介手数料に含まれる業務として不動産会社は受け取れない手数料です。過去記事「住宅ローン代行手数料を払ってはいけない」を参照ください
3年前には、週刊文春が「不動産会社が請求しているのは問題ではないか」と取り上げたこともあり、2025年現在よほどのことが無い限り請求する業者さんは居ないと思います
今年ご相談を受けた内容
①「新築マンション購入時に、販売会社の提携ローンの斡旋料を請求された。自分が使いたい銀行のローンを利用する際にも手数料を払わなくてはいけないのはおかしい」というご相談
「不動産屋は新築マンションの販売はやっていない(できない)のです。提携ローンは条件もいいので提携ローンを使えばよいのでは?どうしても自分で探した銀行を使いたいなら手数料を払ってでもありでは」
②「住宅ローン斡旋手数料を11万円支払ってしまった、取り返したい」
仲介手数料はいくら払ったのかお伺いすると、斡旋料分値切った為、不動産屋に払った金額は仲介手数料の上限を超えていないことが判明。
③「住宅ローン斡旋手数料を44万円払ってしまった、役所の窓口を教えて欲しい」
住宅ローン審査申し込みはネットになった
最初にローン代行料のブログを書いたのは10年位前です。銀行は住宅ローンの諸費用として貸してくれますから請求している不動産屋さんが多いと銀行さんが教えてくれました。
コロナ前は、不動産屋にローンの審査用紙があり、買主さんに記入してもらって不動産屋が銀行に持ち込むのが普通でした。
今や住宅ローンの審査申し込みから契約までネット利用が主流です。
不動産屋は物件と登記の情報をネット経由で銀行に送ったり、スケジュールの調整をする位です
関西地方からご相談がいまだに来ます
当店は埼玉県のはずれ、千葉県と茨城県の県境にあります。
絶滅したと思われる「ローン代行(斡旋)手数料ですが、今でも請求している不動産屋がいるようです。
ご相談は関西からのみ来ます。ご相談される方も「こんな遠くの不動産屋に相談するのもなあ」と思いながら
それでも、諦められずに連絡してくるのだと思います。
対処方法をお伝えします。
住宅ローン斡旋手数料を請求されたら、払ってしまったら
・土地、建物の仲介の際に請求されたら「自分でローン手続きします」と伝えましょう
※手続きが終ってから請求されることが多いので「ローン斡旋料とか掛かります?」と最初に聞いておきましょう。
・支払ってしまった場合は、不動産屋に「この手数料は戻らないか責任者さんに聞いてもらえますか?」と伝えましょう
「担当者の勘違いで」とか言って返してくれると思います
地方の商慣習がわからないので
それでもだめなら、都道府県の宅建指導課に相談してみて下さい
《この記事を書いた人》
桜コンサルティング代表 菅 弘之
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー(二級FP技能士)
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