
1. 【基礎知識】変動金利と固定金利、何が違う?
まずは2つの金利タイプの決定的な違いをおさらいしておきましょう。
| 金利タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
| 変動金利 | 半年ごとに金利が見直される | 固定金利に比べて初期の金利が低い | 将来、金利(返済額)が上がるリスクがある |
| 固定金利 | 借り入れ時の金利が最後まで続く | 返済額がずっと一定で、人生設計が立てやすい | 変動金利に比べて金利が高めに設定されている |
💡 金利はどうやって決まる?
実は、変動金利と固定金利では金利を決める「ものさし(指標)」が全く違います。
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変動金利の決まり方 日銀が決定する「政策金利(短期金利)」に連動します。2026年に入り、日銀は段階的な利上げを行っており、これに伴って銀行の「短期プライムレート」が上昇。結果として変動金利の基準も引き上げられ始めています。
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固定金利の決まり方 市場の「長期金利(10年物国債の利回り)」に連動します。長期金利は「将来の景気や物価の予測」を先取りして動くため、日銀が実際に利上げをするよりも前から、すでに上昇傾向が続いています。
2. 2026年現在の住宅ローン動向
2026年現在、日本の住宅ローン市場は大きな節目を迎えています。
① 変動金利にも「引き上げ」の波が到来
長らく「年0.3〜0.5%台」といった超低金利が当たり前だった変動金利ですが、日銀が政策金利を1.0%の大台へ引き上げるなど金融正常化を進めたことで、多くの金融機関が変動金利の引き上げに踏み切っています。現在は「年0.6%〜1.2%程度」が目安となり、これまでの「タダ同然で借りられる」フェーズは終了しました。
② 固定金利は高水準ながらも一進一退
先んじて上昇していた固定金利(フラット35など)は、現在「年2.0%〜3.8%程度」と、数年前に比べると高めの水準です。今後の物価や海外情勢、政治の動向によっては、さらなる上昇の可能性も残されています。
そのため、これまでは「9割近くの人が変動金利を選ぶ」という市場でしたが、最近はリスクを避けて固定金利を選ぶ方や、固定へ借り換える方がジワジワと増えています。
3. 変動・固定「我が家はどちらを選ぶべき?」
「結局、うちはどっちにすればいいの?」という疑問にお答えします。以下のセルフチェックリストを参考にしてみてください。
🌟「変動金利」が向いているご家庭
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借入金額がそれほど大きくない、または返済期間が短い(例:20年返済など)
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現在、家計や貯蓄に余裕があり、「もし金利が1〜2%上がっても、毎月の返済額アップに耐えられる」
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こまめに金利のニュースをチェックし、上昇局面では繰り上げ返済などの対応を取る自信がある
【知っておきたい変動金利のお守り】 多くの銀行では、金利が急上昇しても5年間は毎月の返済額が変わらない「5年ルール」や、5年後に返済額が増える場合も前回の1.25倍までを上限とする「125%ルール」があります。ただし、払いきれなかった利息は後ろに繰り延べされる(未払利息)点には注意が必要です。
🌟「固定金利」が向いているご家庭
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「将来、返済額が増えるかもしれない」という不安を一切抱えたくない
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子どもの教育費や老後資金の計画を、1円単位でキッチリ立てたい
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借入金額が大きく、返済期間も35年とフルで組むため、金利上昇のダメージが大きい
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金利の動向を毎日ハラハラしながらチェックするのがストレスになる
まとめ:これからの住宅ローン選び
2026年の住宅ローン選びで最も大切なのは、「現在の金利の低さ」だけで選ばないことです。
変動金利を選ぶなら「将来上がるかもしれない」という前提で、金利上昇分の貯蓄を並行して行えるかどうかが鍵になります。逆に、安心感を買いたいのであれば、多少金利が高くても固定金利(または当初10年固定などの特約型)を選ぶのが賢明な選択です。
「我が家の家計の体力」と「リスクへの許容度」を家族でじっくり話し合って、納得のいくローン選びをしてくださいね!
(お近くの信頼できる不動産会社やファイナンシャルプランナーなどへの事前相談もおすすめです。お気軽にお問い合わせください。)
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【この記事を書いた人】
桜コンサルティング 菅 弘之 宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士
埼玉県幸手市の不動産屋です「わかりにくいことをわかりやすく」を心掛けています。お気軽にご相談ください。
ブログは実務で感じたことをお伝えしています。
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