保険代理店主がお答えします

ローンの条件だからとりあえず入るもの?
火災保険でカバーされる範囲は意外と広い
いまや総合住宅保険として火災はもちろん、風災、水災などの自然災害、例えば台風でカーポートが壊れた。家財では盗難や毛様替え時に誤って窓ガラスを割ってしまった、子供がテレビの画面を割ってしまった等々広範囲に対応しています。
保険の対象は、建物・家財が基本です。建物のみ、家財のみでも加入できますが両方セットで加入しましょう。
住宅を購入したら自分で維持管理をしていくことになります、火災保険は必ず加入しましょう。
実際事故はどういうものが多いのか
平成25年~平成29年の事故件数の割合を見てみると※代理店資料より
建物では、風災・雹災・雪災が55.6%と一番多く、次いで破損汚損が22.3%、水濡れが13.1%
火災の件数は6.3%となっています。火災以外の事故件数が多いですが、火災は件数が少なくても金額が大きいことに留意しましょう。
家財では、破損汚損が60.4%、ついで火災落雷が15.5%、盗難が12.4%となっています。
※破損汚損とは、建物では水道管の凍結や窓ガラスの破損。家財ではテレビを壊してしまった等のことです。
地震保険は入るべきか
必ず加入した方が良いと思います。地震保険は国が再保険を引き受けており、どこの保険会社から加入しても条件は同じです。
地震保険料控除があることもお勧めする理由です、因みに地震保険控除は所得控除、住宅ローン控除は税額控除です。
新築一戸建ては耐震等級3級、耐震基準適合証明書取得が標準なので殆どの物件が保険料5割引になります(物件購入時に確認しましょう)
【地震保険の概要】
補償されるのは地震が原因の損害です
・地震による火災・地震による倒壊・津波による流失・噴火による陥没となります。
保険の対象は居住用の建物と家財となります。
【保険金額に上限があります】火災保険の保険金額の30%~50%迄、例えば火災保険金額を1200万円にした場合600万円が上限です。
限度額は、建物は5,000万円、家財は1000万円です。
地震保険の保険料は建物の所在する県と建物の構造で決まります。《例》全く同じ条件の建売住宅があると仮定した場合、埼玉県と神奈川県、千葉県、茨城県では保険料が異なります。
火災保険はどう入るとオトクなのか
長期契約で入るのがお得です:火災保険は1年契約から最長で10年契約、地震保険は1年か5年のどちらかになります。
近年災害が多いため2021年の1月から保険料率の見直しがあり、実質値上げとなる見込みです。
火災保険会社によって割引率は異なりますが10年契約で約18%の割引があります。
《例》10年間の保険料を比較してみます。
- 1年契約を更新 10年で300,000円
- 5年契約を更新 10年で257,510円
- 10年契約一括 10年で245,800円
10年契約は、1年払いと比べて10年で54,200円もお得です。
火災保険は解約返戻金が多く途中で家を売却したり、他の保険に乗り換えても戻りが多いことも10年契約をお勧めする理由です。
火災保険はどこで加入するといいのか

火災保険はいろいろなところで扱っています
①勤務先:団体扱いの保険があるか確認してみましょう、割引が効く場合があります。
②不動産屋:不動産屋経由で加入する方が一番多いです、営業マンで火災保険に詳しい人は少ないです。
③銀行:団体割引が効きます、やはり火災保険の実務をやったことない人が担当します。
④売主業者:傘下・提携の保険代理店を紹介してくれます。
⑤保険代理店:対面ショップで相談するのは、ありと思います。なかなか予約が取れないです。
⑥ネット保険:スマホで見積もり取れます、自分で見積もりを取ってみましょう。
⑦共済:火災保険に比べて保障が限定されますが、予算が厳しい方は検討してみましょう。
・家を買った後に、どういうリスクがあってどこまで備えるのか。火災保険の仕組みと掛け方についてを対面で説明をしてもらえるところに相談するのがいいでしょう。
※ちなみに、募集人資格は誰でも取れるレベルの資格(テキスト持ち込み可の試験)です。最低限有資格者に相談しましょう。
火災保険はとても大切なものですが、住宅購入時に保険はあまり考えずに決めてしまう方が多いのが実情です。
値段で決めずに内容を精査して加入しましょう。
火災保険は必要ですか?
必要です!家を買ったら火災保険は必ず加入しましょう。
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