車を手放さず、自己資金でカーローンも返さずに家を買いたい!
借り入れ中のカーローンは住宅ローン審査に影響します
住宅ローンの事前審査では「借り入れはありますか?」と、金融機関の方に確認されます。
マイカーローンを借りている方は「ローンの返済表」をお手元に用意しましょう。
収入に占める総借入金の割合(返済比率といいます)で住宅ローンの貸出可能額は決まります。収入とマイカーローンの返済額については必ず確認しましょう。
※返済比率は、総借入額ではなくマイカーローンの月々の返済額で計算します。例えば、残価設定ローンで月々の支払額が少ないと有利に働く場合があります。
住宅ローンの審査は、①マイカーローンがあっても住宅ローン返済に無理のない年収がある(返済比率内、自己資金がある等)と、
②「マイカーローンの返済」が住宅ローン貸出の条件(返済比率オーバー、自己資金無等)の2つに分かれます。
返済条件が付くと自己資金でマイカーローンを返済するか、車を手放してマイカーローンを精算することになります。
「車のローンを一括清算するのは無理、車を手放すのはもっと無理」というあなた。
マイカーローンを借り換えできる銀行があります。金利3%位のマイカーローンを住宅ローンの金利で借り換えできて、住宅ローンの借り入れ枠を増やすことができます。変動金利で0.5%以下(令和5年9月現在)に借り換えできる金融機関に相談してみましょう。
住宅ローン利用者は優遇金利でマイカーローンが組める
家も買いたい、車も買いたい方にお得な金利があります
銀行は住宅ローン貸出者向けに「マイカーローンの優遇金利」を用意しています。
マイカーローンや教育ローンで貸出金額を増やそうと積極的に取り組んでいます。
マイカーローンの金利は、自動車販売店提携のマイカーローンで3%~4%位、銀行は2%位が相場です。
元来、銀行でマイカーローンを組むのがお得ですが、住宅ローン利用者には、さらに低い金利を用意しているところが多いです。
車をローンで買うなら、住宅ローンの借り入れ後に銀行でマイカーローンを組むとお得です。
車検証の所有者と使用者が同じになり、所有権の留保がつかないというメリットもあります。
住宅納入と車の購入を予定している方は「住宅ローン利用者向けのサービス」を銀行に確認してみましょう。
近年は、残価設定ローンやオートリース等、車の所有にこだわらない利用方法も増えています。メリット・デメリットを理解して自分に合った生活を楽しみましょう。
《この記事を書いた人》
桜コンサルティング 菅 弘之 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー(二級ファイナンシャル技能士)
埼玉の不動産屋です、実務に基づいた不動産情報をお届けしています。買いたい、売りたい、よく知りたい等お気軽にご相談ください。
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