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【JAバンクの住宅ローン】メリット・デメリットとは

JAバンクの住宅ローンの特徴
JAバンクの住宅ローンが向く人とは

低金利・三大疾病保障は0.1%~0.15%の上乗せ・融資期間は40年・50年

JAの住宅ローン審査が銀行と違うわけ

JAバンクは農業協同組合員専用の金融機関と思っていませんか?

一般の方も出資金一万円で準組合員になれ、建売住宅や中古住宅の住宅ローンを借入できます。(しかも、かなり良い条件で)

JA担当者によれば『埼玉は農家以外の利用が大半』とのこと。

 JAは農林水産省の管轄なことも住宅ローンの特色です。

【低金利】で団信3大疾病保障は金利0.1%~0.15%上乗せ(50歳未満迄)・融資期間は最長40年(50年)

ここでは、JAみずほさんとJA南彩さんを例とします。

・金利例:JA埼玉みずほさん 変動金利0.365%(店頭標準金利から年2.110%軽減)※JAさんにより金利軽減が異なります

・三大疾病保障が金利0.15%の上乗せで付けられる(50歳未満まで)

・融資期間が最長40年・JAさんによっては50年もあり。

融資期間は3年以上40年以内です。最終返済時は満80歳未満、39才までの方は40年ローンが組めることになります。
※JA南彩さんは最長50年ローンもあります。

 

【35年ローンと40年ローンを比較してみます】

《条件》借入3000万円、変動金利0.365%(元利均等)とします。

①35年ローン:月々の返済額76,099円 総返済額31,961,376円 利息合計1,961,376円 利息割合6.136%

②40年ローン:月々の返済額67,182円 総返済額32,247,592円 利息総額2,247,592円 利息割合6.969%

※金利の変動がない前提の試算です、月々の返済額を抑えたい場合は40年も良いでしょう。

※借入期間が増えると保証料が増えます。

長期ローンは、金利0.1%~0.15%上乗せで「ガン」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の際に残債が無くなる「サポート3」を付ける方が多いです(JAさんによって上乗せ金利が違います)

JA三大疾病付ローンは金利0.1%上乗せ
JAローンは低金利

JAバンクのメリットとデメリットとは

☆メリット

【低金利】(2024年10月現在)

JAさんによって金利は異なります、自店がある幸手、宮代、久喜エリアならば、

「JAみずほ」さんは変動金利0.365%(令和7年3月31日まで)
「JA南彩」さんは変動金利0.54%です(令和6年10月31日まで)

保証料型では低金利です、保証料型のメリットは繰り上げ返済で保証料の戻りがあることです。

 

【三大疾病団信】(JAさんによって上乗せ金利が異なります)

三大疾病保障付住宅ローン「商品名:サポート3」は18歳から50歳までの方が

JAみずほさんは金利0.15%、
JA南彩さんは金利0.10%の上乗せでで加入できます。

ガン、心筋梗塞、脳卒中と診断され所定の状態になると残債が0になります。

団信3大疾病保障をつけたい方は検討してみましょう。

 

【銀行より借入額を増やせる】

  審査金利は1%と市中銀行より多く借入ができます。(通常、銀行の審査金利は3.3%〜3.5%程度)

 融資期間はJAみずほさんは最長40年・JA南彩さんは最長50年です。

※40年は新築住宅に限ります、借り換えはローンの残りの期間となります。

 

【現在オートローン等の借入がある方】

オートローン返済中で、他行で希望の借入額に届かないときはJAの住宅ローンなら借り入れできる可能性があります。

現在のオートローンを借り換えることができる場合があります。

※教育ローン等の目的ローンも借り換えできる場合があります。

但し、カードローンは借り換えできません、詳しくはJAさんに問いあわせをしてみましょう。

 

【国家資格を評価】

国家資格を持ち就業されている方は評価してくれます。

 

【転職間もない方】

勤続年数が足りない場合でも、ステップアップ転職や国家資格があると評価してくれる場合があります。

 

★デメリット

金利軽減を受けるための取引項目があります。

例としてJA南彩さんのパンフレットから項目を転記してみます。詳しくは利用予定のJA窓口で確認してみましょう。

・給与振り込み指定者・公共料金2種目以上指定者・預かり資産(国債・投信)保有者・提携住宅ローン扱い・カードローン契約者・JAネットバンク契約者・埼玉の家(子育て応援!!・家族のきずな応援!!・エコな暮らし応援!!)適用者・パパママショップ適用者・JAカード保有者・正組合員(子弟含む)案件・その他当組合指定条件適用者

 

これらの項目から、2~3点をクリアできればOKです(いくつかも、利用するJA窓口で確認しましょう)

JAは営業地域で経営が違うことに注意しましょう

JAさんは細かく営業地域が分かれており、埼玉県内には15のJAさんがあります。購入する家がどこのJAさんの営業地域なのか確認しましょう。

各JAさんによって住宅ローンの金利・借入期間・手数料が違います。

例えば、東武動物公園駅周辺は、杉戸町はJAみずほさん。宮代町はJA南彩さん。久喜市や春日部市は同一市内でJAの営業エリアが異なる場合があります。「こっちのJAの方が低金利だから利用したい!」と、思っても営業地域で決まってしまいます。

《この記事を書いた人》

桜コンサルティング代表 菅 弘之 

宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー(二級FP技能士)

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