【JAバンクの住宅ローン】メリット・デメリットとは

低金利・三大疾病保障は0.1％上乗せ・融資期間は40年

JAの住宅ローン審査が銀行と違うわけ

JAバンクは農業協同組合員専用の金融機関と思っていませんか？

一般の方も出資金一万円で準組合員になれ、建売住宅や中古住宅の住宅ローンを借入できます。（しかも、かなり良い条件で）

JA担当者によれば『埼玉は農家以外の利用が大半』とのこと。

JAは農林水産省の管轄なことも住宅ローンの特色です。

【低金利】で団信3大疾病保障は金利0.1％上乗せ（５０歳未満迄）・融資期間は最長40年

・金利例：JA埼玉みずほ　変動金利0.49％（店頭標準金利から年1.985％軽減）※JAにより金利軽減が異なります

・三大疾病保障が金利0.1％の上乗せで付けられる(50歳未満まで）

・融資期間が最長40年

融資期間は3年以上40年以内です。最終返済時は満80歳未満、39才までの方は40年ローンが組めることになります。

【35年ローンと40年ローンを比較してみます】

《条件》借入3000万円、変動金利0.49％（元利均等）とします。

①35年ローン：月々の返済額77,743円　総返済額32,651,880円　利息合計2,651,880円　利息割合8.121％

②40年ローン：月々の返済額68,837円　総返済額33,041,849円　利息総額3,041,849円　利息割合9.206％

※金利の変動がない前提の試算です、月々の返済額を抑えたい場合は４０年も良いでしょう。

※借入期間が増えると保証料が増えます。

長期ローンは、金利0.1％上乗せで「ガン」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の際に残債が無くなる「サポート3」を付ける方が多いです。

JAバンクのメリットとデメリットとは

☆メリット

【低金利】

JAによって金利は異なりますが、自店がある幸手、宮代、久喜エリアならば、

「JAみずほ」変動金利0.49％、「JA南彩」変動金利0.54％です（202３年9月末までの金利）

保証料型では低金利です、保証料型のメリットは繰り上げ返済で保証料の戻りがあることです。

【三大疾病団信】

三大疾病保障付住宅ローン「商品名：サポート3」は４９歳まで金利0.1％の上乗せで加入できます。

（銀行は0.2％～0.3％位の金利上乗せが多いです）

ガン、心筋梗塞、脳卒中と診断され所定の状態になると残債が0になります。

団信3大疾病保障をつけたい方は検討してみましょう。

【銀行より借入額を増やせる】

審査金利が1%で、銀行より多く借入ができる。（銀行の審査金利は3.3%〜3.5％程度）

融資期間が最長40年、月々の返済額を抑えられる。

【現在オートローン等の借入がある方】

オートローン返済中で、他行で希望の借入額に届かないときはJAの住宅ローンなら借り入れできる可能性があります。

現在のオートローンを借り換えることができます。

※教育ローン等の目的ローンも借り換えできます。

但し、カードローンは借り換えできません。

【国家資格を評価】

国家資格を持ち就業されている方は評価してくれます。

【転職間もない方】

勤続年数が足りない場合でも、ステップアップ転職や国家資格があると評価してくれる場合があります。

★デメリット

金利軽減を受けるための取引項目があります。

例としてJA南彩のパンフレットから項目を転記してみます。詳しくは利用予定のJA窓口で確認してみましょう。

・給与振り込み指定者・公共料金2種目以上指定者・預かり資産（国債・投信）保有者・提携住宅ローン扱い・カードローン契約者・JAネットバンク契約者・埼玉の家（子育て応援!!・家族のきずな応援!!・エコな暮らし応援!!）適用者・パパママショップ適用者・JAカード保有者・正組合員（子弟含む）案件・その他当組合指定条件適用者

これらの項目から、2～3点をクリアできればOKです（いくつかも、利用するJA窓口で確認しましょう）