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40年・50年住宅ローンのメリット・デメリットとは

40年・50年ローンのメリットデメリットとは
長期化する住宅ローンのメリット・デメリットとは

最長40年以上のローンが増えました

2024年現在、殆どの地銀さんは40年、第2地銀さんと信金さんは50年の住宅ローンを商品化しています。

ネット銀行ではSBIネット銀行さんや楽天銀行さんも最長50年のローンを始めています。

 

当店では、50年を扱ったことはまだありませんが、3,4年くらい前から40年ローンを利用される方が増えてます。

今年の夏から埼玉りそな銀行さんも40年になり、自店の商圏では今後主流になるのかと思います。

40年・50年ローンのメリット

①期間が長いため月々の支払いが抑えられること

 【35年,40年,50年ローンを比較】

《条件》借入3000万円、変動金利1.0%(元利均等)とします。

①35年ローン:月々の返済額 84,685円 

 

総返済額 35,567,804円 

 

利息総額 5,567,804円

 

②40年ローン:月々の返済額 75,856円 

 

総返済額 36,411,076円 

 

利息総額 6,411,076円 

 

③50年ローン:月々の返済額 63,557円 

 

総返済額 38,134,399円 

 

利息総額 8,134,399円 

 

※金利の変動がない前提の試算です。長期にわたって返済額が約束されるものではありません。

※この例では同じ金利で試算していますが借入期間を長くすると金利、保証料は高くなります。

 

②借り入れ額が増やせること

期間が延びる分、借入金額が増やせます。車のローン等の借り換えができたり、オプション費用の借り入れ枠ができます。諸費用を借入する際は金利を確認しましょう

40年・50年ローンのデメリットとは

①月々の支払額は抑えられますが、総利息は増えます返済シミュレーションを確認しましょう。

②期間が長いほど、金利・保証料が高くなります。どのくらい高くなるのか確認しましょう

③返済当初は利息の返済が多いため、元金の返済が進みません。

④手数料型のローンでも審査によって保証料型になることがあります。

人と物件の条件に注意しましょう

長期のローンは条件があります。

 

①借入年齢に制限があります。例えば完済年齢が79歳ならば、期間35年は44歳、期間40年は39歳、期間50年は29歳までです。※完済年齢は金融機関によって異なります。

 

②勤務先の規模と安定性(上場企業に勤めている等)を審査します。

 

③担保物件の築年数・構造の制限があります。40年以上は新築のみ等です。

条件を確認しましょう

【この記事を書いた人】

桜コンサルティング 菅 弘之 宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士

埼玉県幸手市の不動産屋です「わかりにくいことをわかりやすく」を心掛けています。お気軽にご相談ください。

ブログは実務で感じたことをお伝えしています。

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