【売主直売】は仲介手数料不要です

【基本のルール】不動産は売主から直接購入すると仲介手数料はかかりません。（仲介者がいない為）

買主は余計な手数料が掛からず、初期費用を抑えて購入できるメリットがあります。

仲介手数料は物件価格2000万円（税抜き）なら約70万円、3000万円の物件なら約100万円も掛かりますから節約したいポイントです。

 売主直売りか仲介かで大きく諸費用が変わるので、その見極め方は以前記事にしました。

⇒〈のぼりを立てて現地販売しているので「売主だと思って商談を進めたら実は仲介だった」はコチラ〉

今回は、さらに分かりずらく注意が必要な【売主傘下の仲介会社から建売を買うと仲介手数料が掛かる】を解説します。

例えば、飯田グループの物件サイト「すまい―だ」の問い合わせ先【ホームトレードセンター※】は飯田グループの会社ですが

ココから購入すると仲介手数料が掛かります。売主直売と思って見積もりを貰ってから初めて気づく方が多いです。

KIスター不動産の物件を、KIハウジングセンターから購入するとやはり、仲介手数料が掛かります。

※以前は直売で仲介手数料無料で買えたのですが、建設部門と販売部門を別会社にしたためとのことです。

いずれのケースも当店にご相談いただければ「仲介手数料無料（その他の手数料も無料）」で仲介できることがあります。

①提携銀行ローンを勧める⇒売主（ビルダー）は銀行から融資を受ける関係で提携ローンがあります、条件が良いケースが多いです。

②重要事項説明書を買主が作成しなければならないのか？⇒重要事項説明書は宅建士が作成します、説明する宅建士の記名捺印が必要なので、一般の買主が作成することはありません。

③条件交渉（価格交渉含む）を自分でしなければならない⇒これはそうです、不動産業界特有の取引ルールがあり、条件交渉は難しい点はありますが、気に入った物件ならば言い値で買うのも、よしとしましょう。

①、②は「お客様がネットで見た」とのことで記事を見せてもらいました「重要事項説明書を買主が作る」ことはありません。

１.建設から販売までを自社で行う売主（ポラスさん等）は、販売部門を通して買うしか方法がありません。

2.「直売でも仲介業者が入っても自社物件が売れればよい」という売主は、営業所員が販売業務も行います。販売のプロではありませんから、買主は仲介業者を利用した方がよいでしょう。

仲介手数料無料の業者に依頼すると初期費用が抑えられる上に、条件交渉、資金計画等のアドバイスが受けられます。

《この記事を書いた人》

桜コンサルティング　不動産FP　菅　弘之　

宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー（二級ファイナンシャルプランニング技能士）

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